燗 SAKE の探求 風の森 ALPHA5
ALPHA 5は、酒として温度の違いによる味わいの変化をお楽しみいただけるように設計いたしました。 温めたときの香り、味わいを引き出すため、 2つの技術を用いて醸造いたしております。
■精米歩合80%にて醸造
昨年より、 精米歩合を80%にして醸造しております。 低精白による複雑誌、温めた時に変化してくる味の構成要素を多くして、より一層酒としてお楽しみいただける設計となっております。
菩提酛とは、日本清酒発祥の地、菩提山正暦寺(ぼだいせんしょうりゃくじ)で編み出された技法であり、日本最古の酒母と考えられています。菩提酛の一番の特徴は、「そやし水」といわれる乳酸発酵水を乳酸菌によってあらかじめ作り、これを酒母の仕込みに使うということです。
ALPHAでは、その乳酸発酵技術を継承し、酒内に設置した専用の菩提酛室にて、より洗練された善提酛造りを行っています。乳酸菌による乳酸発酵は大胆であり繊細な営み。そこから紡ぎだされる酸とアミノ酸が、 酒質に複雑味と奥行きを与えます。
※風の森の商品をインターネットにてご購入いただく場合、各アイテムをおひとりさま2本までの販売とさせていただきます。
商品情報
原材料 | 秋津穂(奈良県)80% 清酒(10年以上古酒) |
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アルコール度数 | 14度 |
日本酒度 | |
酸度 | |
使用酵母 | |
仕込水 | 金剛葛城山麓の深層地下水 (超硬水 高度250mg/l前後) |
取り扱い・保存について | 要冷蔵
開栓時、お酒の中に含まれる発行時の炭酸ガスがあり、栓が飛ぶことがありますので、ご注意ください。 |
味わい・特徴
ALPHA 5は貴醸酒仕込みです。 仕込水の代わりに部分的に、蔵で貯蔵してきた熟成年月10年以上の古酒と、前年に仕込んだ ALPHA5を注ぎ足して醸造しております。 液体は古酒由来の黄金色をしており、古酒の自然な甘みや、時間を経たお酒のみが持つ奥ゆかしさを感じていただけます。
温めてお飲みいただくことで、これらの特徴をより一層鮮明にご賞味いただけます。
グラスに注いでお楽しみください。
≪温度計シール≫
ボトル上部には温度に応じて色が変化する黒い丸がついた用紙が掛かっております。グラスや 酒器に貼り付けてお使いください。
お勧めの温度は、首掛けの黒丸の色が変化する35度前後。 風の森らしい爽やかな風味と、 古酒の持つ時間を経た深み、その両方を感じていただけます。
油長酒造 株式会社(奈良県御所市)
奈良は「日本清酒発祥の地」と言われています。
室町時代、大寺院経営のための財源調達の手段の一つとしてのお酒造りがどぶろくの様な古いスタイルの醸造酒を、現代の様に品質安定性の高い流通可能な清酒に進化させていったと考えられているからです。
私たちは奈良の先人の技術を礎に、現代だからこそできる酒造りを行い、後世の人々にそれを伝えたいと考えております。
鷹長では、菩提山正暦寺をはじめとした奈良の大寺院が確立した技法・製法を伝承し、奈良酒の伝統格式を後世に伝えてまいります。
一方、風の森では、現代の技術を常に取り入れ伝統を改変し、今までにはない魅力的な味覚体験により、新たな伝統を創造してまいります。
この地で、酒造りを通じて古より続く奈良の風土や文化を守り、それを更に前進させながら後世へと受け継いでゆくことが、私たちの使命だと考えております。