GOZENSHU 9(NINE)the Final【辻本店創業220周年記念酒】
「GOZENSHU 9」の発売から16年。培ったすべてを『GOZENSHU 9(NINE)the Final』に。。。
様々な製法に挑戦し、試行錯誤を重ね今の形に。
今まで支えて下さった皆様へ、そして成長させてくれた「GOZENSHU 9」に感謝の気持ちを込めて造りました。
辻本店創業220周年の節目でもある今年、集大成となる『GOZENSHU 9(NINE)the Final』が多くの方にお届け出来ればありがたく存じます。
(蔵元サイトより)
※ノベルティとして数字の「9」をモチーフにしたアクリルチャーム付き(全9色)
商品情報
原材料 | 雄町(岡山県)65%精米 |
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アルコール度数 | 13度 |
日本酒度 | -16.0 |
酸度 | 2.5 |
使用酵母 | |
仕込水 | 一級河川「旭川」の地下伏流水 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵 |
味わい・特徴
白ワインを彷彿とさせる果実の香り、蜜のような甘さと軽やかな酸味、アルコール度数13度とは思えないしっかりとしたボディ感、今までの御前酒に無い、未来を感じる味わいに仕上がりました。
飲み方・料理の合わせ方
ウニや魚卵のようなこってりとした魚介やマリネや酢の物など酸味のあるお料理とよく合います。
冷やから常温でお楽しみ下さい。
株式会社 辻本店(岡山県真庭市)
文化元年(1804年)、現在地に酒造業を創業。
当時は美作勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘(現在の銘柄の由来)を受け、一般には「萬悦(まんえつ)」の銘柄で親しまれていました。
又、当蔵元は古来「うまさけの国」と言われたこの「美作(みまさか)」の地(岡山県北の旧国名)で、寒冷な気候、良質の酒米と水という、酒造りの好条件に恵まれた環境にあります。このことは、当蔵の基本方針にも表れています。
長い歴史の中、地元の米、地元の水、そして地元の技で醸すことこそ、造り酒屋の原点と考え、綿々と酒造りに励んでいます。
酒質の特徴としては、県南の瀬戸内の酒が甘口であるのに対して、すっきりとした辛口が持ち味です。それは、冬の寒さの厳しいこの地の人々が求めた味でもあります。また、早くから(昭和45年頃)純米酒の製造にも積極的に取り組み、現在では製造数量の7割を占めています。
また、当蔵で40余年の熟練者であった前杜氏の原田 巧の後を引き継ぎ、平成19年より岡山県初の女性杜氏 辻 麻衣子が酒造りを行っています。蔵人も若返り、杜氏を盛り立てています。
当蔵元の辻家では、明治から昭和にかけての当主が、文化的な活動にも積極性であり、自ら書画を嗜むことから、文人墨客の訪れることが多く、与謝野鉄幹、晶子夫妻の逗留をはじめ尾上紫舟、碧梧桐等が画帳、色紙に筆跡を残しています。また、旨酒をこよなく愛した明治の文豪、谷崎潤一郎は当地で「細雪」を執筆していたことは、意外にも知られていません。
彼の逗留していた町屋も現存しています。歴史学者である奈良本辰也を始め、池田弥三郎、その他にも渥美 清、永 六輔等、多くの客人が訪れています。酒を通したさまざまな文化とのふれあい、こうした御前酒の歴史は、上質の酒造りの伝承と本物へのこだわりであり、次代の酒文化の担い手としての心意気を示すものに他ならないのです。