これからは、磨かないが新しい。
米を磨けばお酒は美味しくなる。吟醸造りが重視されいつからかそういった考え方が重視されるようになりました。しかし、米つくりをやる立場としてみれば、丁寧に肥料分を少なくして作られた山田錦はその個性をより感じるためには磨かない方が楽しめるのではないかと思います。
そういったコンセプトでこのお酒は精米歩合を80%にし、米の本来の味わいを重視したお酒にしてます。
商品情報
原材料 | 麹米:山田錦(山口県)60% 掛米:山田錦(山口県)80% |
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アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | ― |
酸度 | ― |
使用酵母 | 9号酵母 |
仕込水 | 厚東側地下水 |
取り扱い・保存について | 比較的温度変化や酸化には強いお酒ですが、他のお酒同様冷蔵保管の上開封後は1ヶ月を目処にお召し上がりください。 |
味わい・特徴
お米は過度に磨かないことによりそのお米の本来持つ香りや特徴がお酒に出てきます。このお酒には、ハーブなどの香草類、ライチなどの酸味を伴った甘い香りなど、様々な香りが口中に広がります。
飲み方・料理の合わせ方
塩焼きの焼鳥と冷酒で。またはたれの焼鳥を熱燗で。
アジア系の料理(パクチーを使った料理など)にもこのお酒の持つハーブ様の香りが引き立てあいます。
炉端焼きの少し焦げを生かした料理でもこのお酒の持つ米の味わいが個性を消すことなく引き立てます。
株式会社 永山本家酒造場(山口県宇部市)
1888年(明治21年)創業。
蔵の前を流れる厚東川は秋吉台を水源とし、カルスト台地を通ることできりっとした中硬水(硬度110mg/L)を運んでくれることにより貴の味の核である締まった辛口のお酒となっております。
5代目蔵元永山貴博から従来の杜氏制度から蔵元自ら米作りを行う「ドメーヌ化」に取り組み、現在では3.8haの田んぼで山田錦を栽培しています。厚東川水系の田んぼは、口当たりが滑らかで優しい味わいのあるお酒になります。
2019年には「農業生産法人株式会社ドメーヌ貴」を立ち上げ、地元宇部市北部地域の休耕田を少しでも酒米栽培にする事で、持続可能な6次産業化に取り組んでいます。