〜新緑をイメージした若々しい酒質〜酒屋八兵衛 純米 八十八夜
酒屋八兵衛 純米 八十八夜は、掛米に五百万石を使用することで、ミネラル感を主体としたやや硬質な味わいの表現を目指しました。上槽後の加水により繊細な甘みを損なう事なく、軽快で爽やかな飲み口も意識しております。
八十八夜とは、立春から数えて八十八日目の夜の事。この頃になると霜が降らなくなり、種播き後の冷害を受けなくなる事から農事暦のうえで大切な目安とされてきた節句です。
「茶摘み」の歌中にも歌われているのが有名ですが、「八十八」を組み替えると「米」という漢字が出来上がるように、稲作にとっても重要な節句となっています。
蔵がある大台町柳原では、この時期になると田圃に水が入り、植え付けて間もない青々とした苗が穏やかな風に揺られます。ラベルはその美しい風景です。
商品情報
原材料 | 五百万石,山田錦60% |
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アルコール度数 | 15.6度 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.9 |
使用酵母 | きょうかい601号酵母 |
仕込水 | 宮川の伏流水 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵 |
味わい・特徴
5月らしく透き通るような空の青と、新緑をイメージした若々しい酒質をお楽しみください。
飲み方・料理の合わせ方
2023年の八十八夜は5月1日です。
草花が生き生きと地面を覆い、田圃にも水が落ち苗が植えられる。
冬をじっと堪えていた様々な生き物が躍動を始め、普段と違った高揚が得られるような気がします。
仄かに青みのある若々しいフレーバー、伸びやかな酸、透明感のある甘味。山菜の天ぷらや若鮎など、季節の食材とお楽しみください。(蔵元コメントより)
元坂酒造 株式会社(三重県多気郡大台町)
1805年創業の元坂酒造は現社長で六代目となり、代表銘柄「酒屋八兵衛(さかやはちべい)」を中心とした清酒・リキュールの製造販売を行っています。
約20年前より蔵元自ら醸造責任者として酒造りを行っておりますが、令和元年度の醸造期より後継者である元坂彰太が製造長を引き継ぎ、製麴方法を変更するなど新たなアプローチを取り入れながら酒質の探究に取り組み始めています。
酒屋八兵衛は「グラス一杯の驚きよりも、一晩の安らぎ」をテーマに、飲み飽き・飲み疲れのない長く楽しめる日常酒の酒造りを理想としています。
具体的な設計は、香りは穏やかで全体的な調和が取れ、甘味や酸味が突出し過ぎないバランスの良い酒質。そして、米由来の自然な味わいを軸に、幅広い温度帯で食事との相性良く楽しんで頂ける事に留意しています。
・稲作について
毎年、醸造期が終わる春先から秋にかけて自社田で米を栽培しています。
前述の通り稲作に適した環境を有する柳原地区に約4haの田圃があり、江戸末期に撰種された伊勢錦という在来品種を育てています。
令和2年春より、そのうち1haを無農薬有機栽培に転換。伊勢暦を農作業の目安として「中打ち八へん」と呼ばれる中耕作業を行い、
土中の微生物活性を高め追肥を抑えることで病害リスクを回避し農薬散布をしなくても安定した生育を促すという農法を試みています。
オンラインショップ営業時間
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