「山形正宗 純米吟醸 亀の尾」水戸部酒造 杜氏による酒説明
明治26年に山形県余目町の「阿部亀治」氏が育種して、世に広めた品種です。
阿部亀 治氏の直接の子孫である、阿部耕祐(こうすけ)氏から直接種もみを分けて頂き、自社で栽培した原料米で仕込みを行なっております。
古い品種らしく派手さはありませんが、大地の滋味を感じさせるような、通奏低音による厚みのようなものを感じさせる味わいが特徴です。
また長期熟成しても、熟成によるオフフレーバーが出ることが少ないのも特徴です。
数年間、速醸と生もとの2種類のもろみを仕込んでおりましたが、結果的には生もとのほうが、より特徴的な味わいを出せるという結論になりました。
昔の品種だけに、昔の手法が合うのでしょうか。
商品情報
原材料 | 亀ノ尾(山形県)55% |
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アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | |
酸度 | |
使用酵母 | |
仕込水 | 奥羽山系の伏流水 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵 |
味わい・特徴
マスカットのような優しい果実感と、豊かなお米感が同居。
株式会社 水戸部酒造(山形県天童市)
1898(明治31)年に水戸部弥作により創した、全量純米酒の蔵。銘柄は「山形正宗」。
現在は五代目の水戸部朝信を中心に米造りからの酒造りを行い、豊かな米の旨味と銘刀正宗のキレを持つ最高の日本酒を目指しています。
「発酵で世界に笑顔を」を経営理念とし、梅酒の醸造や伊パルマからの生ハム輸入などの事業も行っています。