~蘇りの酒~MUSUHI
古事記や日本書紀に登場し高天原におわしますタカミムスヒの神、カムムスヒの神は数々の復活神話を司りました。そして、この二柱の神の名に顕れる「MUSUHI(産霊)」は、生成のエネルギー、原初に戻るエネルギー、死から再生するエネルギー、と解釈されています。
このお酒は西日本豪雨災害により耕作放棄地となった山口県岩国市祖生(そお)の棚田を蘇生させ自然農法で育てた山田錦を
原料米にして造ったお酒です。
幾多の困難を乗り越え、祖生の澄み切った空気を感じさせるお酒が誕生しました。
商品情報
原材料 | 麹米:山田錦(祖生棚田自然栽培)60% 掛米:西都の雫60% |
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アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | +9.0 |
酸度 | 2.0 |
使用酵母 | |
仕込水 | 名勝錦帯橋の下を流れる錦川の伏流水 |
取り扱い・保存について | 冷暗所 |

飲み方・料理の合わせ方
人工的で派手な香りではなく、自然で清楚な香りは、祖上の澄みきった空気を感じさせてくれます。
透明感のある味わいは料理を誘い、仄かな甘味が料理に寄り添い、しっかりした酸が後味をきれいに洗い流す。
素朴で凛とした食中酒です。
八百新酒造株式会社(山口県岩国市)
「感謝のきもちをおいしさに代えて」
酒造りは生命体が酒という新しい命を産む生命誕生のドラマに立ち会う営みです。いにしえの人々が発酵の神秘に驚嘆し酒が神事に不可欠なものとなったのも肯けます。
神様でもない私たちがそんな特権的な現場に日々携われることに感謝をしなければなりません。
お米を作ってくださる農家の方々、清澄な水を生み出す郷土の自然、私たちと共同作業をしてくれる微生物、酒造りの環境づくりを支えてくださる地域の方々と取引先や業者の皆様、一緒に現場で汗を流す仲間たち、
そして生まれた酒を飲んでくださるお客様・・・酒造りという舞台に私たちを立たせてくれる全ての人々と大いなる自然の恵みに感謝のきもちを忘れることなく日々励むことが私たちの務めと考えます。
蔵人一同、感謝のきもちを「おいしさ」に代えて皆様に伝えていきたいと思います。
最後にもう一杯飲みたくなる酒、おいしさのターミナルを目指して雁木から発し雁木に回帰する。そこから人や物が上陸しそこから人や物が船出する…雁木は水際のターミナルでした。
明治初期の創業より雁木のある水際で酒という命を生みつづけてきた八百新酒造には、順風満帆の時代もあれば荒波に翻弄された時代もありました。
視界不良で回帰すべき港を見失ったとき、 自らを見つめなおし創業精神に立ち返り、 原点回帰する決意を固めて世に問うた酒が「雁木」です。
本当においしい酒を造らなくては。おいしさのターミナルを目指さなくては。 最後にもう一杯飲みたくなる酒を造りたい。その情熱が私たちを動かしています。

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