風の森シリーズのスタンダード
人が食事をして、酒を飲む。数千年もの間営まれてきた日々の日常。これをより豊かに、そして愉しいひとときに変える。それが日本酒の価値だと風の森は考えます。
1998年に、地元の米を使った、搾ってそのままの生のお酒を、地元の人々に飲んでいただきたいという想いから、風の森は始まりました。
名前は、御所市内にある地名「風の森峠」に由来します。緑豊かな葛城金剛山麓に位置し、一年心地よい風が峠を駆け抜けます。風の森峠付近でも私たちの契約栽培農家によって栽培されるお米、―秋津穂―20年以上にわたり、このお米を使い続けることで私たちのお酒造りにはなくてはならないお米になりました。秋津穂はまさに「風の森好適米」と言うことができます。秋津穂657は風の森のブランドがスタートした頃より地元で愛される風の森シリーズのスタンダードです。
※風の森の商品をインターネットにてご購入いただく場合、各アイテムをおひとりさま2本までの販売とさせていただきます。
商品情報
原材料 | 麹米:秋津穂(奈良県)65% 掛米:秋津穂(奈良県)65% |
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アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | 非公開 |
酸度 | 非公開 |
使用酵母 | 7号系酵母 |
仕込水 | 金剛葛城山麓の深層地下水 (超硬水 高度250mg/l前後) |
取り扱い・保存について | 要冷蔵
開栓時、お酒の中に含まれる発行時の炭酸ガスがあり、栓が飛ぶことがありますので、ご注意ください。 |
味わい・特徴
香りは穏やかで、洋梨やキャンディーを連想させる。口に含むとさらに香りの量がまし、心地がよい。
無濾過ならではのいろいろな味わいが感じられ、舌の上で甘み、旨味、少しの苦味とともに豊かに感じられます。
十分な酸味を持ち合わせており、飲み終わった後もじっくりと時間をかけて楽しませてくれます。
酸味や複雑味のおかげでいつも舌の上はクリーンに保たれ、飲み続けやすいお酒です。
飲み方・料理の合わせ方
トマト、チーズなどの乳製品、バジルやパセリなど緑色のお野菜との相性が良いです。鶏肉、鴨肉などのお料理とも相性抜群です。
油長酒造 株式会社(奈良県御所市)
奈良は「日本清酒発祥の地」と言われています。
室町時代、大寺院経営のための財源調達の手段の一つとしてのお酒造りがどぶろくの様な古いスタイルの醸造酒を、現代の様に品質安定性の高い流通可能な清酒に進化させていったと考えられているからです。
私たちは奈良の先人の技術を礎に、現代だからこそできる酒造りを行い、後世の人々にそれを伝えたいと考えております。
鷹長では、菩提山正暦寺をはじめとした奈良の大寺院が確立した技法・製法を伝承し、奈良酒の伝統格式を後世に伝えてまいります。
一方、風の森では、現代の技術を常に取り入れ伝統を改変し、今までにはない魅力的な味覚体験により、新たな伝統を創造してまいります。
この地で、酒造りを通じて古より続く奈良の風土や文化を守り、それを更に前進させながら後世へと受け継いでゆくことが、私たちの使命だと考えております。