瑞々しく、やさしく潤す、夏のロマン
伊南川の水面が太陽にきらめき、蔵を取り囲む大自然が緑の輝きを増す頃、「七ロ万」は蔵出しの時を迎えます。陽射しをやわらげる木陰のように、やさしく、心潤す酒でありたいと仕込んだ「七ロ万」。果実のような瑞々しさと、穏やかな香りの、夏のロマンです。もち米四段仕込みによるやさしい味わいをお楽しみ下さい。装いは、南郷に広がる青空を思わせるブルーの爽やかなラベルです。
(※ロ万シリーズは「米、水、人。本当の意味の「地酒」にこだわり抜いた酒」を大切に、使用米はすべて会津産・南会津産。福島県で開発された酒造好適米「夢の香」や、地元産の「五百万石」を使用しています。また酵母も、福島県で開発された「うつくしま夢酵母」を使用するなど、福島にこだわりながら、香りも華やかで日本酒の魅力を多くの人に感じて頂けるお酒です。ロ万シリーズでは、四季にあう日本酒を出すことで、季節ごとのお酒の楽しみを提案しています。)
商品情報
原材料 | 麹米:五百万石 掛米:五百万石 四段米:ヒメノモチ 精米歩合50% |
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アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | ― |
酸度 | ― |
使用酵母 | うつくしま夢酵母 |
仕込水 | 水源の森百選 名水「高清水」 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵保存 |
味わい・特徴
夏の暑い時にほっと癒しをくれるようなやさしい香りと味わいを目指した「七ロ万」。さらりとした飲み口で、香りは爽やかにやさしく、冷やしてワイングラスなどで楽しんで頂くのもおススメです。常温に戻るにつれ甘みが増して感じられ、まるみのある印象に。
旬の野菜、美味しい料理、美しい自然とともにお楽しみ下さい。冷やしてもお燗でもお楽しみ頂けます。
飲み方・料理の合わせ方
お酒だけでも勿論お楽しみ頂けますが、ロ万シリーズは是非お食事と合わせるのがお薦めです。
七ロ万の場合、味のしっかりしたお料理と合わせれば、すっきりとキレ良くまとめてくれ、素材の味を楽しむようなお料理とでしたら、繊細な味わいがそっと寄り添い、やさしい相乗効果が生まれるかと存じます。また、温度帯や酒器を選んで頂くのもお薦めです。しっかりと冷やしワイングラスで頂けば、よりすっきりとした味わいに。一方常温に近づくにつれ、程よくゆるまった冷え具合では甘みと旨みがひらいてより柔らかに感じられるかと存じます。
お好みに合わせて、是非色々とお試し下さい。
『七ロ万 純米大吟醸』×「鶏の唐揚げネギソースかけ」「いわしの梅しそ巻焼き」などのペアリングがおすすめですので、ぜひお試しください。
花泉酒造 合名会社(福島県南会津郡南会津町)
2020年に創業百周年を迎えました。
花泉酒造のある南会津町の南郷地区は、今も毎年、冬になると2メートル近くの雪が降り積もる日本有数の豪雪地帯です。その昔、道路や流通が発展していなかった時代には雪によって峠が閉ざされ、思うように村の外から物が届かず、お酒も手に入りにくいことがありました。
そこで「お酒がないなら自分たちで造ろう」という想いを持った地元の人たちが集まり、自ら酒造りを始めたのが花泉酒造の始まりと言われております。そのため酒造会社には珍しく世襲の蔵元はおりません。
『酒を愛し、土地を愛する 職人気質の酒造り。』
現在も杜氏をはじめ、花泉で働く全員が地元・南郷地域の人。 この土地に住み、この土地を愛し、穏やかな大自然のなかで人の和と笑顔で酒を醸す。 南会津の豊かな自然、気候風土のなかで育まれる酒。それが花泉です。良質な会津産米と地元の名水「高清水」を用い、丁寧に酒造りを行っております。
伝統の「もち米四段仕込み」
花泉酒造では、全銘柄で「もち米四段仕込み」を行っております。 日本酒は通常、水、麹、米を三回に分けて仕込む「三段仕込み」で造られますが、その後さらにひと手間加え、蒸したもち米を仕込む方法です。昔から引き継がれてきた伝承の方法に、蔵人たちが年々独自の進化を加えてきました。この業が、すっきりとしながらも優しい旨みとコクを持つ花泉ならではの味わいを生みます。 かつては多くの蔵で四段仕込みが行われていたそうですが、手間も費用もかかるため、次第に辞める蔵が増えてきました。現在、全銘柄で「もち米四段仕込み」を行っているのは弊社のみと言われております。