「山形正宗 辛口純米」水戸部酒造 杜氏による酒説明
山形正宗定番の純米酒です。
口に含んだ瞬間に豊かなお米の旨みが感じられて、後味はシャープなイメージを表現できるよう設計しております。したがって含んだ瞬間から「ドライ」な、いわゆる辛口には感じられないかもしれません。
しかし私達にとって醸造酒の美味しさとは、本質的に甘みがあってこそのものと考えます。
このお酒を発売してから十年以上経過しましたが、飲食店様での需要を中心として常に山形正宗シリーズの中で最も一番の売上を記録する商品となりました。
贅沢な純米大吟醸、純米吟醸ももちろん美味しいのですが、普段着で疲れない、落ち着いていて滋味深い酒質が、多くの方々に支持される理由かもしれません。
冬期間の仕込み時期に蔵人が一番飲むのもこの酒です。
私達にとって、この商品のようなスタンダードクラスの酒質が安定して優れていることが、すなわち優れた造り手であるといっても過言ではないと考えています。
純米大吟醸と同じような丁寧な工程と愛情を持って醸造しております。
商品情報
原材料 | 出羽燦々(山形県)60% |
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アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | +8 |
酸度 | 1.5 |
使用酵母 | |
仕込水 | 奥羽山系の伏流水 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵。開封後はお早めにお飲み下さい。 |
株式会社 水戸部酒造(山形県天童市)
1898(明治31)年に水戸部弥作により創した、全量純米酒の蔵。銘柄は「山形正宗」。
現在は五代目の水戸部朝信を中心に米造りからの酒造りを行い、豊かな米の旨味と銘刀正宗のキレを持つ最高の日本酒を目指しています。
「発酵で世界に笑顔を」を経営理念とし、梅酒の醸造や伊パルマからの生ハム輸入などの事業も行っています。