ロ万らしく、花泉らしく。
花泉酒造のすぐ近く南会津町界(さかい)地区の圃場で栽培された福乃香と、隣接する只見町産のヒメノモチを自家精米により35%まで磨いて仕込んだお酒です。
酵母にはロ万シリーズでおなじみの福島県が開発した「うつくしま夢酵母」を使用し、伝承の「もち米四段仕込み」で醸しました。
瑞々しく華やかに香る果実のようで、と同時に、もち米四段仕込みならではのやさしさが綺麗に広がります。
理想とする味わいを実現するためにもち米を自家精米で35%まで磨き、また蔵人たちは伝承の技「もち米四段仕込み」へ独自の進化を毎年のように加えてきました。
商品情報
原材料 | 麹米:福乃香(南会津・界地区産) 掛米:福乃香(南会津・界地区産) 四段米:ヒメノモチ(只見町産) 精米歩合35% |
---|---|
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | 非公開 |
酸度 | 非公開 |
使用酵母 | 福島県開発「うつくしま夢酵母(F7-01)」 |
仕込水 | 林野庁認定「水源の森百選」の名水「高清水」&地蔵沢水源 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵保存 |
味わい・特徴
香りはややレモン、そして、ほんのりと土っぽい香り。
味わいは、さわやかな酸味を前面に感じた後は、柔らかな甘さが後から追ってくる。また、絶妙な具合でキレが感じられる1本です。
花泉酒造 合名会社(福島県南会津郡南会津町)
2020年に創業百周年を迎えました。
花泉酒造のある南会津町の南郷地区は、今も毎年、冬になると2メートル近くの雪が降り積もる日本有数の豪雪地帯です。その昔、道路や流通が発展していなかった時代には雪によって峠が閉ざされ、思うように村の外から物が届かず、お酒も手に入りにくいことがありました。
そこで「お酒がないなら自分たちで造ろう」という想いを持った地元の人たちが集まり、自ら酒造りを始めたのが花泉酒造の始まりと言われております。そのため酒造会社には珍しく世襲の蔵元はおりません。
『酒を愛し、土地を愛する 職人気質の酒造り。』
現在も杜氏をはじめ、花泉で働く全員が地元・南郷地域の人。 この土地に住み、この土地を愛し、穏やかな大自然のなかで人の和と笑顔で酒を醸す。 南会津の豊かな自然、気候風土のなかで育まれる酒。それが花泉です。良質な会津産米と地元の名水「高清水」を用い、丁寧に酒造りを行っております。
伝統の「もち米四段仕込み」
花泉酒造では、全銘柄で「もち米四段仕込み」を行っております。 日本酒は通常、水、麹、米を三回に分けて仕込む「三段仕込み」で造られますが、その後さらにひと手間加え、蒸したもち米を仕込む方法です。昔から引き継がれてきた伝承の方法に、蔵人たちが年々独自の進化を加えてきました。この業が、すっきりとしながらも優しい旨みとコクを持つ花泉ならではの味わいを生みます。 かつては多くの蔵で四段仕込みが行われていたそうですが、手間も費用もかかるため、次第に辞める蔵が増えてきました。現在、全銘柄で「もち米四段仕込み」を行っているのは弊社のみと言われております。