奥深いコク、まろやかさ「百姓百作 黒麹 安納芋 25度」
百姓百作シリーズ、2作品目。
安納芋は、第二次世界大戦後にスマトラ島北部の地域から日本兵が持ち帰った1個の芋を、鹿児島県種子島の安納地区で栽培しはじめたのがルーツだといわれています。
糖度が高く、食味が良いことから、ほかの地域でも栽培されるようになり、安納地区の名称を取って「安納いも」と呼ばれるようになりました。
中がオレンジ色で、加熱すると蜜がでるほど、もっとも糖度の高いさつまいもとして、知られています。
この安納芋を使い、伝統のかめ壺で、丁寧に仕込みました。
ひと仕込みには、米麹300kg、安納芋1,500kgを使っています。
安納芋は、オクラや山芋などに含まれている多糖類を多く含んでいるため、全体にねっとりとして、熱を持ち続けやすく、芋焼酎造りの適温にもっていくのが、苦労する点ですが、これまで積み重ねてきた経験をもとに仕込み、納得のいく逸品に仕上がりました。
安納芋の甘みと、黒麹の醸し出す、奥深いコク、まろやかさをお楽しみください。
(蔵元サイトより)
商品情報
原材料 | さつまいも(鹿児島県産 安納芋)・米麹(国産米) |
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アルコール度数 | 25度 |
使用麹 | 黒麹 |
使用酵母 | |
仕込水 | 鹿児島県霧島山系天然水 |
蒸留方法 | 常圧蒸留 |
取り扱い・保存について | 冷暗所 |
株式会社 霧島町蒸留所(鹿児島県霧島市)
創業明治44年(1911年)。日本で最初の国立公園に指定された霧島のふもと、この大自然に囲まれた地に、蔵はあります。とても美しいところです。
蔵の名は、2005年11月7日の霧島市への市町村合併でなくなってしまった「霧島町」の地名を残したいと、霧島町蒸留所という社名に変更しました。
天孫降臨で知られる霊峰、高千穂峰(たかちほのみね)が、蔵からよく見えます。四季折々の表情とその壮大な姿は、見る人に感動を与えます。蔵においでになる際には、この景色も是非お楽しみ下さい。
わたしたちの宝(たから)は、創業(明治44年)からずっと受け継がれてきた、貴重な日本製の和がめ です。
同じ形は二つとない、手造りの和がめは、私たちの焼酎造りに欠かせません。
今も昔ながらの、かめ壺仕込み。この伝統を守り抜いていくことが、大切だと感じています。
かめ壺で仕込むことで、焼酎の元となるもろみは、ゆっくりと発酵し、やわらかな風味をはぐくみます。
焼酎の仕込みに使う水、お茶を入れる水、洗い物に使う水。
わたしたちが、蔵で使う水のすべては、地下105mからの、ミネラル豊富な天然水(地下水・中硬水)です。
1000m級の霧島連山の大地のフィルターによって、磨き清められた、おいしい水で焼酎を仕込みます。この水と焼酎がなじみ、焼酎が更にまろやかになっていきます。自然の恵みによって、焼酎造りができることに、日ごと感謝しています。