• 御前酒 藍

〜新製法・菩提酛〜『御前酒 藍』

文化元年(1804年)の創業当時より地元の米・水・技で醸すことが造り酒屋の原点と考え、綿々と酒を醸して参りました。使用米は全て岡山県産にこだわり、備中流派の技を継承する女性杜氏 辻麻衣子を中心に旨味があってキレがある酒質をテーマに酒を醸しています。一級河川「旭川」の地下伏流水を仕込み水に使用し、軟水の水質がまろやかな味わい作り上げます。GOZENSHU9(NINE)は辻麻衣子が杜氏に就任した際に、新たな酒を醸そうと9人の蔵人によって生み出されたお酒です。天然の乳酸菌を用いて醸す古代製法「菩提酛」を復活させ、岡山が誇る希少な酒米「雄町」の豊かな旨味と爽やかな酸味を合わせもつ“ 古いけれど新しい味わい”の純米酒です。和食のみならず、洋食にもよく合います。



菩提元の要である「そやし水」を敢えて濾過することによって、古典的かつ有機的な酒造りの技法を選択しつつも、限りなく純度の高いクリアな酒質を狙っています。
しかし“新製法菩提酛”は従来の「菩提酛らしさ」のイメージや御前酒の菩提酛とも異なるかも知れません。味わい以上に酒造りへの姿勢を優先した結果です。(蔵元コメントより抜粋)
御前酒が醸す、『最先端の菩提酛』をお楽しみ下さい。

御前酒 藍(菩提酛原酒)

価格: ¥1,500 (税込) ¥3,000 (税込)
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1.8L¥3,000(税込)×
720ml¥1,500(税込)×

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商品情報

原材料 岡山県産雄町(等外米)50%精米
アルコール度数 17度(原酒)
日本酒度 +4.0
酸度 1.7
使用酵母 きょうかい1401号
仕込水 一級河川「旭川」の地下伏流水
取り扱い・保存について 要冷蔵
テイスト

飲み方・料理の合わせ方

冷やして、または常温でお召し上がりください。

  • 辻本店
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株式会社 辻本店(岡山県真庭市)

文化元年(1804年)、現在地に酒造業を創業。
当時は美作勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘(現在の銘柄の由来)を受け、一般には「萬悦(まんえつ)」の銘柄で親しまれていました。 又、当蔵元は古来「うまさけの国」と言われたこの「美作(みまさか)」の地(岡山県北の旧国名)で、寒冷な気候、良質の酒米と水という、酒造りの好条件に恵まれた環境にあります。このことは、当蔵の基本方針にも表れています。 長い歴史の中、地元の米、地元の水、そして地元の技で醸すことこそ、造り酒屋の原点と考え、綿々と酒造りに励んでいます。

酒質の特徴としては、県南の瀬戸内の酒が甘口であるのに対して、すっきりとした辛口が持ち味です。それは、冬の寒さの厳しいこの地の人々が求めた味でもあります。また、早くから(昭和45年頃)純米酒の製造にも積極的に取り組み、現在では製造数量の7割を占めています。 また、当蔵で40余年の熟練者であった前杜氏の原田 巧の後を引き継ぎ、平成19年より岡山県初の女性杜氏 辻 麻衣子が酒造りを行っています。蔵人も若返り、杜氏を盛り立てています。

当蔵元の辻家では、明治から昭和にかけての当主が、文化的な活動にも積極性であり、自ら書画を嗜むことから、文人墨客の訪れることが多く、与謝野鉄幹、晶子夫妻の逗留をはじめ尾上紫舟、碧梧桐等が画帳、色紙に筆跡を残しています。また、旨酒をこよなく愛した明治の文豪、谷崎潤一郎は当地で「細雪」を執筆していたことは、意外にも知られていません。 彼の逗留していた町屋も現存しています。歴史学者である奈良本辰也を始め、池田弥三郎、その他にも渥美 清、永 六輔等、多くの客人が訪れています。酒を通したさまざまな文化とのふれあい、こうした御前酒の歴史は、上質の酒造りの伝承と本物へのこだわりであり、次代の酒文化の担い手としての心意気を示すものに他ならないのです。

辻本店

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