〜定番酒〜車坂 涼の純米酒
和歌山県産玉栄(たまさかえ)を100%使用した、生詰(火入れ後瓶貯蔵)の純米酒。お酒には自然な色がついています。香り、味わいとともにお楽しみください。冷酒、常温がおすすめです。
金魚がデザインされた肩ラベル、涼やかな水色の胴ラベルが特徴です。
マスカットや柑橘、ディルなどのハーブを思わせる若々しい香り。口に含むと清涼感のある甘味を舌の上で短く感じた後、力強い酸がグッと押し込んできます。
例年よりもやや甘めの仕上がりですが、酸が高いため切れ上がりが良く、軽々しくないけれども爽快な味わい。(蔵元コメントより)
商品情報
原材料 | 和歌山県産玉栄65% |
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アルコール度数 | 16.2度 |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 2.3 |
使用酵母 | 901号酵母 |
アミノ酸度 | 1.2 |
取り扱い・保存について | 要冷蔵 |
味わい・特徴
柑橘やハーブを思わせる若々しい香り、口に含むと白ぶどう系の甘みに、やや高めの酸がアクセントになって引き締めます。901号酵母で力強く醸した純米酒を16度まで加水し一回火入れ、蔵の涼しい場所で半年間瓶貯蔵し、フレッシュさを保った状態で出荷する夏の定番酒です。
飲み方・料理の合わせ方
冷酒では爽やかでありながらもミドルボディ。
少し常温に近づけるとココナッツのようなほど良い甘味、旨味も感じられます。
燗好きには温めてもよし。
合わせる料理は冷やしトマト、冬瓜やオクラの煮びたし、パプリカなど夏野菜のピクルス、鮎の塩焼きにすだちおろし、ハモの落とし梅肉添えなど、爽やかな旨苦味に寄り添わせたり、酸を引き立たせたりする組み合わせが良好です。(蔵元サイトより)
株式会社吉村秀雄商店(和歌山県岩出市畑毛)
紀の川沿い、和歌山街道(大和街道)には江戸時代中期からたくさんの酒蔵が栄えていました。
吉村秀雄商店は、大正四年(1915年)に生糸産業を営んでいた家系の末子により、造り酒屋として創業しました。
紀の川の源流は吉野熊野国立公園である大台ケ原であり、その後に奈良に入って吉野川となり、和歌山に至って紀の川となります。
その豊かな水は歴史や文化を育み、酒造りにとっての宝でもあります。当蔵の酒は、この紀の川の伏流水を仕込み水にしています。
そして日本人にとって最も身近な食材である米は、長い歴史の中で人々の命を繋いできました。その米を原料に、水や微生物など自然からの営みを生かしてお酒を醸すのが私たちの仕事です。
自然の理の中で神秘とも思える酒造りに携わる私たちは、造る酒が文化や伝統に与してきた料理と出会った時を幸せなものにしたい。
気軽な日常の食卓に、そして大切な日に、私たちの酒が料理に寄り添って、たくさんの方に満ち足りた時間を過ごしていただきたいと心より願っております。